きれいなれんがで こうそうびるは むり
むかしUCCの社員で、今は地元の日本酒の造り酒屋の社員に成った同年代の、「おやじ世代」(ジジイ)同士の会話です。
ジジイ①「近ごろ流行りのスペシャリティコーヒーが萩でもボチボチ出て来たけど、俺には合わねぇ~ナぁ~。」「いい豆で粒がそろって焙煎が均一に熱が入り、ローストが綺麗に仕上がったので淹(い)れたのが雑味が少なく良いコーヒーである…らしいが…。」「何か物足りない。」「珈琲の煎った香ばしい匂いと、熱くて苦いアジ、飲み込んだ後の鼻を抜ける残り香が…過去の記憶とか思い出を蘇らせる。UCCのブレンダーは凄い!」ジジイ②(忖度・社交辞令と営業トークを加重平均して考慮しましょう!)「わたしもUCCに居た頃に研修に行って社員教育を受けて、ブレンダーの技術に参りましたよ。」「そんなこと言うのは、お客さんでは貴方くらいですは!」(ヨイショ!)
コレをジャンティークで話したら、「だいたい55歳くらいから上の年代の人はソウ云いますね、ですから僕はその年代の人にはコーヒーの事言いません。」と、おっしゃいました。また、スターバックスのコーヒーは珈琲乳飲料で将来、ご贔屓の彼らは糖尿病や成人病予備軍で大変だーと言ったら、「スターバックスはコーヒーを介した楽しい場所と時間を提供しているので、フラットな珈琲を飲む奴なんかいやしませんよ。」と、ご教示くださいました。我が世代で云うと駅前の(ふかふかの椅子で昼寝の)「ルノアール」だったのね。
コーヒーは弁証法によって出来上がると、教えて呉れたのは中学生の時にやらされた学習教材の休憩タイムのコラム記事に書かれていて、コーヒーの深い香りや味わいは、ブレンダーの豆の産地の組み合わせ焙煎技術、煎り具合の組み合わせで出来上がり、単独の味わいや香りでは出せなかった風味で、その店、そのメーカーの特徴・持ち味となる。金属を溶かして造る冶金の様に単独の金属では出ない強度と粘りや性質を、大して固くも強くも無い微小金属を加えることで 合金は性能を発揮するようになるのと似ている。と書いてあったと思う。ワインもその年のの出来不出来、樽による熟成の違いをブレンダーがシャトーの味に仕上げる。
明日は年に一度の健康診断の日です。夕食後は何も食べられません。折角、巨大な椅子を持ち上げて外れた尻の肉もくっ付いたのに。午後四時半から久しぶりに走るかと用意をしていたら、雨です。今年に入ってから自転車に乗ったのは二日しか有りません。もう結果は出たようなモノです。また要検査・要治療が結局かえって来て、オエッオエッいいに行かなくてはいけません、金まで払って・・・。