かみそりではなくなたのきれあじ
昔はよく聞いた言葉だ。仕事も人生も始まったら自分が立ち止ろうとしても留まる事はなく動いていく。カミソリの鋭い切れ味も刃こぼれすれば錆たカケラ、鉈(なた)のようにブッタ斬る強靭な刃がなければ生き残れない。磨かなければ切れ味は鈍る。
萩焼は磁器のような繊細さや装飾性は無い。民陶の実用性も無い。 朝鮮を源流に戦国の武士の好みの"つちあじ" 豪快さが茶道文化で育ちオブジェに至る芸術表現まで広がっている。
コロナで実用的な 衣 食 住 の需要は底堅く、高級時計やクルーザー、投資目的のマンションなんかは好調らしいが、新しい芸術の担い手の若い世代は厳しい現状だ。あとひと踏ん張りと考えよう。また、ひと山在るかも知れないが・・・