スタッフブログ -千春楽の出来事-

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ようきん、洋琴とかいてピアノ。かつて日本ではそう呼んでいたそうです。中国ではグランドピアノが三角鋼琴、アップライトピアノが立式鋼琴。
画像の新刊書はピアノの調律・セールスマンが書いたピアノにまつわるありとあらゆるエピソードがてんこ盛り。彼氏は彼女に自分の知識をチラリと示すもよし、男同士は日本の常識が世界の非常識(バイエルンで練習するのは日本だけ)、ピアノの専門家といわれる先生や音大生が意外と音の違いが判らない事実、ヤマハかカワイとスタインウェイくらいしか接したことがなくていろんなピアノの音が聞き分けられない。etc これをツマミに一杯やれば盛り上がります。コロナが終わってからオフラインで!

最初に言っときます。私は楽器の演奏は一切できません。生徒のころ縦笛やハーモニカの演奏テストの時は地震でも起きてこの世が終わればいいと思うぐらい嫌でした。

楽器は奏者でこれほど音色や表情が変わるのか・・・ みなさまはこんな経験ありますか?発表会?コンクール?でたどたどしく一生懸命弾いている子供の音はなんだか息苦しく最後には窒息しそうで終わるとホッとしますが、なかに居るんですね、バケモノが。同じピアノを弾いてるのに音量は豊かで張りがあり全く別ものの世界がステージに出現するんですね。こんな小さな子が・・・何か憑いてるなと気味悪いくらい。これがてんぷの才能ってやつかってのが。  まっ 大概はきれいなオベべを親に買わせて、終わればいちもくさんに駆けて来て他人の演奏なんて聞いてやしないのばっかですが。

最近は名古屋のフェアで聴いたファツィオリの音が衝撃的でした。ダイアトーンのSPとファンダメンタルのセパレートアンプで再生された音が耳に残り、福岡で同じ組み合わせで再生してくれるところを探して再び聴く機会がありましたが、今の全部を売り払って買おうかと思いましたがすんでのとこで止めました。私の頭の中で鳴っているピアノの音ではありません。でもこの組み合わせはスゴイ。厚いガラスの板が唸るような響きとあまりに整い過ぎた澄んだ音色。ペダルが4つって。車より多いけど終いにゃ飛ぶのかね。
スタインウェイが私の理想のピアノの音色です。それも1970年以前の鋳型が火事で焼失するまえの(受け売り)モデル。福岡の空港近くの中古ピアノ屋で聴いたチョコレート色のB型とかいってたかな?医者が娘に買ってやってほとんど弾いてないの。左手でガツンと弾いたあの低音はしびれたな~。鋼が唸るあの響き。(酔ってます)

なんでピアノの事をクドクド云うのか・・・それは、この本にも書いてありますが、日本に最初に持ち込まれたピアノは、かの有名なシーボルトにより、そしてそのピアノは萩にあるのです。サインものこってます。旅館から歩いて10分程の熊谷美術館に修復を終え保存されています。2017.7 にカトパン(加藤綾子)がそのイギリス製のスクエアピアノを弾いてる場面がTVで流れ、再放送が昨年の4月にありました。

コロナ騒動が収まったら萩へgo!


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