木の芽時・きのめどき?
山口県内では昨日、公立高校の入学試験が行われ「15の春」が訪れました。人生初の試練・別れの季節となる時期、進学によりそれぞれの進路が別れる通過儀礼のシーズンで精神的にも不安定になるようです。
また草木が芽吹き始める立春から春分にかけてを「木の芽時・きのめどき・このめどき」と呼び冬から春へ季節が変化する時期でホルモンバランスの乱れや月の満ち欠けの引力変化の影響か、地震や事件の多い期間です。
この時期、以前は突然に「ピンポーン!」と玄関のベルが鳴りヤマモトクンがやって来ていました。元々は金子信彦先生の友人で私よりもずっと年上のひとでしたが金子先生の「ソロソロそっちにもヤマモトクンが来るよ」と連絡が来て、暫くするとピンポーンとベルが鳴るのです。もともと絵描きさんで絵では飯が食えないので萩焼の職人に成って別の窯元で働いて居ましたが、先生と同じ中学で友人だったらしく付き合いで何かを買ったのが切っ掛けでした。少し精神的に不安定でこの時期にはお見舞いに行けない病院に入院する事もありました。三輪龍気生さんの工房でも働いて居たことがあり、ヤマモトは「萩のゴッホ」と呼ばれていたりもしました。しかし、もうピンポンは鳴りません。
もうじき 3.11 と成ります。覚悟の季節です。