今年の流行りは・・・?
今年も残すところ後わずか…ことしの新語・流行語大賞のノミネートが発表されて…「そんなのあったっけ?」と己の時代感覚の欠如を思い知る…。30の言葉の中に「国宝みた」と云うのがアッタが絵画や建築、美術・芸術作品の様な形あるモノでは無くて、ヒトに"ひもづく"?伝統・文化・技術…「重要無形文化財保持者」の別称・俗称が「人間国宝」だが、本来の指定の主旨と現在の一般国民の認識に隔たりがあるように感じる。指定は「文化財保護法」によって保護する対象となる技術が失われる危機に有るのを防ぎ守ることを目的として居た為、年間200万円が支給される補助金の類で、ノーベル賞の様な賞金では無いと聞いた覚えがある。1955年戦後の日本の伝統工芸技術は占領下で疲弊し日本人の大半が「食うや食わず」の状態で美術・芸術もアッタものでは無かった状況下の最近のコロナ状態の補助金ミタイナものだったようで、チャンと食えていたお茶やお花の家元制度の団体に属していたりしたヒトは認定されていない。焼き物でいえば「楽焼」。認定を辞退した作家も居たし、「永仁の壺事件」で偽物を作って世間を騒がせて小山富士夫を窮地に追いやった加藤唐九郎も外されている。振り返って現在、困窮・伝承困難な状況に無い「人間国宝」に補助金の様な年間200万円がいるのか必要かどうか?貴方はどう考える? もうじき65歳の年金受給者でボケているか正気なのか判らない者の戯言でした。


