どくしょの あき
秋の日は釣瓶落とし、とか、朝顔に(や)つるべ取られてもらい水、こりゃ季節が違うわ! とか、秋の日の夕暮れの早さ~夜明けまでの暇なこと、秋の夜長の暇潰しには読書デス。
文化人類学、比較文化論、東西思想史とか学者が書いた小難しい文章と違って私にも充分わかった様な気にさせてくれるペパーバックの名著、堺屋太一の「日本を創った12人」是非とも一読すべき。
聖徳太子・光源氏・源頼朝・織田信長・石田三成・徳川家康・石田梅岩・大久保利通・渋沢栄一マッカーサー・池田勇人・松下幸之助の12人を取り上げ、堺屋太一が独自の慧眼で解りやすく日本文化に与えた影響を解説。
年齢によって…社会情勢が変われば…興味ある人物が変わります。
光源氏の章~ 人間が重くない私好みの項 西欧と日本(和)の貴族「ノーブル」「上品」の違い。
日本・和の文化 平安貴族、光源氏が典型 指導力なく喧嘩も体力も弱い 美意識と詩歌、他を不快にしない社交術
ヨーロッパ・西欧 ナイト戦士の子孫 喧嘩も強くサバイバル能力がある 大胆で勇敢で克己心があり、しかも用心深い
ノブレス・オブリージュ・・「高貴さには義務が伴う」