スタッフブログ -千春楽の出来事-

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何年か前から、「プリウス・ロケット」「プリウス・ミサイル」と高齢者を中心に自動車の暴走事故が報道され、最初は自動車の機械・制御システムの不具合によるアンコントロール・制御不能・ハードウェアに疑いの目が集まったが、現在はソレを運転する人間の身体の錯誤による操作ミスがその原因とされている。
自動車は出力パワー、操作性、安全性、快適・性等々あらゆる面で高出力・高性能になり、特別な技量が無くても運転し快適に移動できるようになった。乗用車なら1.5t~2.0tの重量の金属とプラスチック・ガラスの塊を、心身に多少の障害のある人も高速巡航出来る。機械・ハードウェアは誰でも大概の人に免許の教習と試験を受け合格すれば運転できる簡単なモノに進化した。
特に日本製の自動車は故障・不具合も少なく何のストレスも無く家電製品の様に緊張感無く扱え、リビングでテレビを観ながら寛ぐ様に快適に成った。御幣を恐れず言えば馬鹿でも運転できるほど簡単ななった。


萩市唐樋町高札場前 交差点付近

高齢者の運転する乗用車がガードレールを突破して建物の一階部分へ突っ込む事故 元萩旅館組合事務所

車が社会に出てから「プリウス・ロケット」の様な事故は無かったわけではないが、オートマチック車でなければ、最初の衝突時にエンジンは停止し次々と暴走・衝突を繰り返して複数の損害を与え続けることは明確な意図が無いかぎり困難である。高齢化して自己が認識する運動能力の反応速度と手足の巧緻性を維持できていなければクラッチを繋いで速度を上げたり下げたり、先ずは半クラッチで発進も出来ずクルマは動かない。頭と身体能力が車の運転に適さなくなった事が本人にも否応なしに認識できたし、ストレスで運転が嫌になって止めていた。シフトによる動力伝達機構のクルマは高齢化して以前とは運転能力が低下した人が操ると、対向車、並走車から違和感のある挙動と成り、これに対して車間距離を大きく開けたり別ルートを取ったり、防衛運転も可能と成る。クルマの高性能化は本来ならば運転に適さない人にも運転を許可しているのかもしれない。。オートマ限定の人は変速装置の付いた車に乗って、運天者~運転者へ進化してください。

田舎の生活には公共交通機関も少なく、車の運転は必需品で高齢者も運転を見合わせる事が困難であるが、むかしむかし…安全運転講習会で聞いたお話を・・・
交通取り締まりで、山あいの田園から萩方面への国道沿い…軽トラックが物凄いエンジン音を響かせながらコチラへ迫ってくる…しかし、トラクターかと見まがう速度…おじいちゃんとおばあちゃんが乗っている…。警官が車を制止して、「どうされましたか?ヤケにエンジン音が大きいですが変速機が壊れましたか」爺さん婆さん「いいえ!」警官「ギヤを切り替えて走っちゃった方が良いですよ」爺さん「あんた、そんなコトせんと運転ようセンのか?ワシゃコレで事故もセンで優良運転者じゃ!」警官「・・・」
ファーストギアではせいぜい20km/h。アクセルを緩めれば強烈なエンジンブレーキが懸かりブレーキを踏ま無くても減速します。周りのクルマや人々も唸りを上げるエンジンに驚いて警戒して近ずきません。結果として事故を回避して安全運転・・・。

写真屋弟くん、リクエストにお応えして長文ブログにして看ました。 何かちょうだい!


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